2008年03月01日

卒業式の紅白幕は、縄文文化の呪い…か?

この時期、学生さんの卒業シーズンである。

その様子を見てて、いつも思う事、それは。

『何故、会場を紅白幕で囲うのか?』
という点だ。

卒業式に限らず、祝事を執り行なう時には『紅白幕』。

そして、葬儀・仏事には『黒白幕』。

双方共、色が異なるのみで、パターンは同じ。
立ストライプで、上端のみ繋がっている。

これは、如何なる理由・目的で、如何なる由来が有るのであろうか?



これは、基を辿れば縄文文化に行き着く気がする。


まず。
既に縄文時代には『紅(赤)』、及び『黒』という色には呪術的意味合いが有った、と言う点。

もうひとつ注目すべきは、各地の縄文遺跡に存在する『木柱列』。


有名な青森の三内丸山遺跡では、
六本の木柱に、二層の床を備えた櫓として復元されているが…

実は、未だに上部構造については確たる説が無いのが現状だ。
(屋根が有ったのか無かったのかすら不明。
…一説には、高層建築の神社の社殿では?とも言われる。
余談だが、『宗像教授異考録』の作品中でも、それに沿った考証が為されている。)


だが、もし、その木柱列の形状が、
柱の上端を、横に梁で連結しているだけの形だったら…
(有名な英国のストーンヘッジにも、この組み合わせ方の石柱列が有る。)

横から見た形的には、紅白幕(黒白幕でも)の配色パターンと同じである。
(神社の鳥居の…横棒を一本にした形、とも言えるが。)



考えられる事は…

縄文時代。
その木柱列の内側で呪術儀式、
祝事や葬送が執行われていたのでは、有るまいか??

そして、その木柱・梁には呪術要素として、
紅又は、黒の着色が、用途に応じて為されていたのでは無かろうか??


それが後々、紅白幕(黒白幕)に変化して行ったのでは無いのか??


話は、やや逸れるが…
縄文文化を解析する内、
どうも、有る種の陰陽思想的部分が浮かび上がる。


上記の考えから推測すると…

葬送の場合は、黒い木柱列の中で行い、
『黒』は死者を外部に出さずに封じ込める呪術色だったのだろう。
(現在の日本人にも有る、『死』の『ケガレ』にも合い通ずる。)

まぁ、プラス・マイナスで言えば、内側に向けて呪力を発するマイナス。

『紅』は逆に、外部からの悪霊の進入を拒む、
外側へ呪力を発するプラス…だったのでは。



全くの余談になるが…
我輩の住む宮城県北地方では、
葬儀の際に、棺を囲んで、皆で左回りに棺の周囲を回る…
という風習が有る。
(その為、左回りするのは縁起が悪い!
と、古老からよく叱られたものだ。)

当地の、曹洞宗の寺で、である。

ところがコレは、京都の同じ曹洞宗の寺では、
その様な風習は無いらしい??…のだ。
(何かご存じの方、教えて下され。)


コレもまた、古代縄文時代からの流れを汲む風習では有るまいか?

事実、棺を仮安置する処が円周型になっている場所も有り、
コレ又、縄文遺跡の環状列石を連想させる。


我々東北人の中には、確かに今もって縄文時代の血が息づいているのだ。
  


Posted by 黒猫伯爵 at 17:55Comments(0)