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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2009年10月10日

失業率は高くて当たり前!!

失業率が過去最悪の5%越え?

当り前である。

昔は農業にしても、流通業界にしても、手作業…

つまり、それだけの人手、言い換えれば【仕事】の絶対的な【量】が有った訳だ。

《※画像参照:昔は『担ぎ屋』といった仕事が有ったが、今は無い。
この様な【日銭を稼げる】仕事が有れば、例の【派遣村】に集まる困窮者も無かった筈だ。※》

ところが技術革新や経済主義によって
仮に、昔と同じ【生産量】を作るのに必要とされる【人員】は少なくて済む様になった。

言い換えれば、生産量が同じであるなら、
分配される利益の量も同じで、
人員が少なくて済む=労働時間が短くて済む…

単純に考えれば、こういう事だ。
(勿論、あくまで極く単純化した話で、技術・社会システムの変化といった点、その他諸々の観点を加味して考える必要は有る。)

この原理原則の元、出来るだけ楽をしよう、少ない労働で済む様にしよう…
と技術が進歩して来たのである。
キツイ仕事はロボットに任せて、人間は悠々自適の生活…という理想像を描いて。
(※画像参照:物流の業界で言えばフォークリフトやクレーン、積荷のバラ積みからパレット・コンテナ化。)

ところが現状、その理想像にはならず。
個々の労働時間は減らずに、
本来、減った筈の労働時間分が失業者の増大となって現われたに過ぎない。

だから、或る意味…失業率が高くなるのは当たり前。

それが今まで顕在化しなかったのは、【右肩上がりの経済成長】を前提とした経済主義の元で
無理矢理、必要以上の労働を強いられて来たに過ぎない。

だから、経済成長をしない、という発想の転換さえすれば、
今まで程の労働をする必要は無い。

そうなれば失業者が居る…というのは当然、当り前という事になる。

では、失業の何処が問題か?

それは【食っていけない】からで、
生計を立てる為に、人々は職を求める訳で。
…それは利益分配の問題、偏在が根底に有り。

その失業者対策で過剰な公共事業その他の経済対策に金を使って来た側面が有る。

昨今、話題のベーシックインカム…

つまりコレは利益分配方法を変える事、
即ち最低限食って行ける状態にして、
必要以上の社会投資、無理な労働を止める事で、
現在の行き詰まった経済主義から
本来の…理想とする方向へ戻そうとする思想だと思う。

後は、その発想の転換が出来るか否か、だ。
  


Posted by 黒猫伯爵 at 13:29Comments(2)