2011年04月05日

福島原発と向日葵畑。

実は『失われた惑星』というファンタジー系の小説の中で、
現在の福島原発の状況にソックリな状況が描かれてるのを思い出し、
何年ぶりかで本棚の奥から取り出して読んでみた。

初版平成元年発行の本だから、20年以上前…
我輩がまだ青い学生の頃の小説。


…まさか、今頃読み返す時が来ようとは…


この小説の中では、茨城県の東海村の原発が、
地震で一部損傷→メルトダウンに至った設定でストーリーが展開していくのだが…

白煙(水蒸気)が上がる場面といい、
原子炉格納容器が破損し、建屋内に冷却水が流出す描写といい…

現在の福島原発の状況と非常に酷似してる。


ファンタジー系小説故に、非現実的なキャラクターが出て来るのだが、
原発の部分に関してはリアルで。

小説のストーリーでは…
あくまで政府は事態を隠蔽し、
治安警察を組織して、反原発派を弾圧する。

しかも、特権階級以外の一般人は、海外への渡航(脱出)も禁じてしまい…

更に、世界中から見捨てられた日本は、
世界各国から核廃棄物(高レベル放射性廃棄物)を受け入れる国になってしまう。

そして、日本国内に残る一般人の、原発に対する恐怖を和らげる為に、
麻薬・覚せい剤の解禁…


…恐っ!!シャレにならん!!
マヂ、有りそうだから!!


現実に、政府も東京電力も、事実を隠蔽してるし、
実際に日本から引き揚げる外国企業もある。
この先…日本人は外国に行っても入国を断られる事態も起こり得る。


原発事故対応の拙さ、震災復興の為の国債発行⇒財政破綻、金融恐慌…
という事態で、日本は自国政府の施政権を失い、
国連管理下に置かれる可能性すら有る。


原発事故の対処を誤れば、放射能汚染が今以上に広がり、
最悪、日本全土に居住不能、
世界各国に難民として行くしか無く、永遠に流浪の民…


うわぁ…

考えたくも無いが、現実に有り得る、
そうなる可能性は、少なくない…


原発って、物理学の法則に則った、
不変の公式に沿って作られてるから…

科学とか技術に詳しい人程、安全だと思っちゃうんだよねー…

でも、その物理学の法則や公式を満たして構築・利用する為には、
割と古典的な『力技』的な(苦笑)部分が有って。

それが今回、自然界の『力』に負けちゃった。

それを、次は勝てると考えてる人達なんだろうな。
いまだに原発推進を唱えてる人達って。
  


Posted by 黒猫伯爵 at 22:11Comments(0)