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2014年07月31日

東北魔界紀行・出羽山伏編その2、『由良・白山島』

前日記の続き。

羽黒修験道を開いた蜂子皇子が、羽黒山に登る前。
海路、出羽国に最初に辿り着いたのが、この由良。(山形県鶴岡市)

伝承によれば、蜂子皇子は京・丹後の由良の浜を出港して辿り着いたという。
(辿り着いた処に出港地と同じ名前を付けたって事か。笑)

この地の岩場で舞い踊る8人の乙女を見付けて上陸したのだそうな。
…朝廷の貴族共が仕事もせず女の尻を追い回すのは、最早お家芸\(^O^)/www

………(-_-)。

冗談は兎も角。
たまたま神楽を舞ってる時にタイミング良く遭遇するだろうか??

否。これは舞っていたんじゃ無くて、正確には『手旗信号』に近いものだろう。
…通信器機の無い時代。
『沖に船が見えたら、見晴らしの良い岩場の上で神楽を舞え。それを見て上陸して来たら、神楽の意味を知ってる仲間だ。』
とでも申し送りが有ったのではないか。

その由良の浜には、舞いを踊ってた8人の乙女…『八乙女』の像が建てられてたんだが、
その格好が中国の宮廷女官風www
オィwww全然歴史考証する気も無ぇだろwwwしかも8人の内、2人だけしか建てて無いwwww

…もー、こーゆーいいかげんな事はホントやめてくれよなー。(苦笑)



気を取り直して。

この由良の浜に有るのが白山島。橋が掛かってて歩いて行ける。

良く見たら、実は『白山神社』。

…Σ( ̄□ ̄;)!!!

飛騨・白山信仰か!!!
これも山岳信仰、山伏の系統。
新潟市内、万代島の方にも白山神社が有ったな。

写真では判り難いが、急峻な島の岩場の頂上に有るのが『本殿』で、下の方に有るのが『遥拝殿』。

つまり島全体、岩場そのものが御神体という典型的な形式。

由緒によれば、大同年間(806年)に加賀国、一の宮より白山権現を勧請す…とある。

という事は、蜂子皇子が来てから約200年も後の時代。
ちょうど弘法大師が湯殿山に大日坊を建てた時期とピタリ一致する。

こうやって、元々昔から有った信仰の聖地が、後から別の系統に上塗りされて行ったのかも知れない。

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Posted by 黒猫伯爵 at 12:02Comments(0)