2009年04月18日

呪いのワラ人形。

暫くのご無沙汰で御座った。
黒猫貴族の諸兄は如何お過ごしかな?

今日は久々に悪魔らしい話題を。(苦笑)


一昨日のギャラリー営業日の事だが…
野球で有名な某私立高校の女子学生さん達が来まして。

何故か、呪いのワラ人形の話題が出た訳だ。


ふふっ♪♪良かろう。
でわ、呪いの講義をしてやろう。


そもそもワラ人形に限らず【人形(ヒトガタ)】を使った呪術は古来より世界中に広く分布する。

日本の場合…ワラ人形を使った【丑の刻参り】の源流は縄文時代まで遡れるだろう。

本来【人形(ヒトガタ)】を使った呪術は、病気治癒や作物の豊作を祈願する呪術であった。

その呪術に使われたのが【土偶】であり、縄文時代には広く一般的である。


我が手許にも遮光器土偶(のレプリカ)が在るが…
アレは、どー見たって
タトゥーを入れた女性がコルセットをしてクラウンを被りアイマスクをした姿だよな、コレ…(笑)


休題閑話。

それを本来の目的から逸れ【他人に害を与える】目的に利用したのがワラ人形を使った【丑の刻参り】である。
(本来の呪法を黒魔術に転用)

ここで問題なのが、本来の目的でないが故に
必ずしも正しい理解の基に行われてる訳では無い…という事。

【土偶】と【ワラ人形】という材質の違いでは無い。
(肝心なのは形状で、材質は関係無い)
ワラ人形になったのは、単純に造り易い、という理由からか。

この呪術は絶大な効果が有るだけに、特定の術者のみが行い、
他人に害を与える呪い方は(特に支配者側から)厳禁されていた筈である。

しかし、他人を呪いたい誰かが
見よう見まねで充分な知識を得ないまま行ったのが【丑の刻参り】の真実であろう。
(多分、弥生人が、な。だから【御神木】に打ち付けるのだろう。縄文時代は【木柱列】の在る場所で呪術が行われていたのではないか。)

…だからこそ、丑の刻参りは
【誰かに見られてはいけない】と伝えられているのである。(←誰かに見られたら罰せられるから。)


さて。必ずしも正しい理解が為されて無いが故に
【丑の刻参り】には常に危険が伴う。

呪術が成功する・しないに関わらず、
【呪う】という行為は対象となる人間との【霊的回路】を接続してしまう。

つまり【霊的に繋がった】相手の肉体にダメージを与える呪術が、
霊的に繋がってる以上、自己にも降り懸かかって来るという危険は常に存在する…という事。
(昔から『人を呪わば穴二つ』と言うではないか!!)

また、例え呪いが不成功に終わったとしても…

霊的に繋がってしまった以上、
特に相手が多くの悪意を受けている場合
それが伝播して自己にも降り懸かかって来る恐れがある。


…その様なリスクを回避する手段を講じねばならぬのだ。

…生贄とか。(笑)
生贄とは、呪術の成功の為に捧げるものでは無く、
呪術の反動を回避する防御策なのだ。


詳細な処は伏せるが…(←当たり前だ。)

ワラ人形を使った呪術は、この様に安易に行うべきでは無い。
むやみに一般人が手を出す事柄ではないのだよ。


…そのうち、我輩の館で講習会でも開こうかしら♪♪(←止めれ)



Posted by 黒猫伯爵 at 16:42│Comments(0)
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