2009年05月26日

続・呪いの小箱。

そういえば話が前後したが、先一昨日の日記の続き。

呪いの箱を土に埋める事、即ち【吉】


…そういえば、犬神を使った呪いも、
生贄の犬を首まで土に埋めて餓えさせて(以下、自粛。)

ふふっ♪♪(←やる気か!/止しなさい)


休題閑話。


先一昨日の話とは平行して、
土に埋めるという行為は、かなり実理的な意味も有る。

【口】は【呪いの箱】だけでは無く【棺桶(船)】という意味でも有る。

と言うのも、人間(に限らぬが。)が死ぬと
体内に潜んでいた病原菌ウィルスが増殖し、(生体の防御機構が消失する為。)
そのまま放置すると伝染病の発生源となる為だ。

…つまり、屍体を地表に放置→伝染病(鬼)の拡散、即ち【凶】であり、
逆に
屍体を土の下に埋葬→即ち【吉】であり伝染病を防げる…

という極めて単純・合理的な話なのだ。

現代人ですら、死亡時に約15%の割合で重篤な感染症の保菌者である…という統計もある。

医療体制の不十分な古代では尚更であろう。

風水害、戦争その他災害で大量の死者が出た後、
伝染病が蔓延したり、
ソレを防ぐ防疫・消毒に神経を尖らす姿を見れば自ずと御理解頂けると思う。
(何なら、鳥インフルエンザで処分されたニワトリが、土中に埋められる姿でも。)


余談になるが…

戦争時には、ソレを逆手に取った作戦も、よく行われる。

前線から軍隊を退却させる際に、
水源地に屍体を投げ込んで置くのである。

…そうすると、進軍して来た敵軍が、
その水源地が感染症ウィルスで汚染されている為に使えず立ち往生…

という寸法だ。

新たに水を補給するにせよ、水源地の除染作業をするにせよ、
敵軍部隊を足留め出来る。

しかも、その作戦に必要な材料(屍体)は、
その辺に転がってる訳で、
至極簡単な作戦だ。(笑)

撤退時の遅滞行動として、軍隊の教則にも有る筈。(笑)
…最も、移動式の浄水装置や抗菌剤の発達した現代の先進国レベルの軍隊に対しては、余り効果を発揮しないが…


話を戻す。

先程、【棺桶(船)】と書いたが、
『棺』を『船(フネ)』と呼ぶ場合も有る。

【船】にも【口】が含まれるが…

コレは【口(災いの箱)】を【舟】に載せた…
と読み解くと良いだろう。

【流し雛】を例に挙げると分りやすい。

アレも【災いを乗り移らせた雛】を小舟(【船】)に載せて川に流している。


日本古来の『(恩讐を)水に流す』事、
即ち、災いとなる原因を遠ざける…という事だ。

コレを曲解して、何でもかんでも水に流しゃいい…
って考えてしまう人が居るのも、困ったモノだなぁ…

昔は多少の汚物を川に垂れ流しても自然に浄化されたが、
現代では、それは無理。


インドでは、死者を聖なる川・インダス川に流す…
と聞いたが、今も昔と同じなんだろうか。




Posted by 黒猫伯爵 at 05:14│Comments(2)
この記事へのコメント
なるほろ~!土に還す。理に適ってますね。
ビルマの竪琴で、水島が川べりを死体に足を取られながらも進むワンシーンを思い出しました。
Posted by anji at 2009年06月02日 06:19
ビルマの竪琴www
渋いセレクトですね〜♪
(ビルマ、っても今は、国名がミャンマーになってしまったからな〜)


因みにビルマ独立戦争を『雷将軍』の名で指揮したのは、
日本軍の特務機関員だった鈴木大佐(だったかな?)。
…この辺を扱った映画も有ったな。(←タイトルど忘れ。…確か『ムルデガ』だったかな?/汗)


その独立戦争の志士、アウン・サン将軍の孫が、
今のミャンマー民主化指導者、アウン・サン・スーチーさん。


…もっと昔を辿ると、徳川家康の時代にも、
傭兵としてビルマに渡った武士(←戦国時代が終わって失業☆/苦笑)も多かったらしいけどね〜♪
Posted by 黒猫伯爵 at 2009年06月03日 07:10
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    コメント(2)