2012年07月23日

オスプレイが来た。

とうとう岩国基地にアメリカ海兵隊のMV−22オスプレイが到着しましたね〜。

我輩の書棚にも、実はそのオスプレイが主役の小説が並んでまして。
…初版が1993年だから20年近く前の本…(苦笑)

な訳で、海兵隊が沖縄に配備するのは何年も前からの既定路線。
昨日今日、突然オスプレイが来たという感覚は無く、
随分長く掛かったなぁ、何を今頃になって騒ぐのか、という気がしないでも無い。

勿論、我輩とてオスプレイの配備を容認・賛成する訳では無い。
…むしろ一般市民多数の認識・反対運動が遅きに失した感が有る。


さて。今朝の陸揚げのTV中継を見たが。

オスプレイは主翼とプロペラを折り畳んだ状態で牽引されて行った。

この姿は、基本的に実戦配備される汎用強襲揚陸艦上でも変わらない。

元々艦上運用を前提とした設計で、
胴体上のピボットを支点に主翼全体が90°、胴体と平行に畳める様になっており、
油圧機構で自動展張出来る仕掛けだ。
あの姿の状態で、強襲揚陸艦内の格納庫に収容される。
…報道では組み立て作業が有ると言われてるが、
実は主翼とプロペラの展張には十数分程度で済むだろう。
あとは給油や点検などの日常の飛行前整備のみ。


そして低空飛行訓練ルートも公開されたが…

茨城〜福島〜仙台市西部を通って青森に向かうルート。

コレはルート上に、自衛隊の王城寺原演習場と滝沢の岩手山演習場上空を通過するルートになってる。

おそらく、低空訓練飛行(低空侵攻ミッション)途上で、王城寺原、又は岩手山にて隊員の降下訓練・物資降下訓練を含む物と思われる。

…実は。

このコースは、他の米軍機も低空飛行訓練で使う様で。

何年か前に、やはり米軍のA−10攻撃機も飛行して来て低空爆撃訓練を行ってる。

その際に、古川市(現・大崎市)の市街地低空で鋭い低空機動を見せるA−10を我輩も目撃した。
…おそらく東北新幹線の古川駅辺りを仮想攻撃目標にした爆撃訓練だったと思われるが。


オスプレイは攻撃能力を持たない輸送機故に、この様な市街地低空機動を行うとは考え難いが…

安全上、少なくとも高度3000フィート以下はヘリコプター・モードのみの運用に限定して欲しいと思う。
…最も、固定翼機モードで1000フィート以下を飛行するのが戦術上の要求だから、
それはオスプレイ自体の存在意義を否定する事だが。(苦笑)



Posted by 黒猫伯爵 at 09:42│Comments(0)
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