2016年03月05日

世事想論。

世事想論。気付けば卒業シーズン&大学生の就職活動シーズンか。

昨日も、就活生とおぼしきスーツ姿の若者がスマホ片手にヤ●ト・ホーム・コ●ビニエンス(←※ク●ネコヤ●トの会社名。)までの道順を訊ねて来たが…

あそこは 止 め と け ! …と思わず言いそうになった。(苦笑)

…つーか、スマホのナビでも分からんかったんかい!!!(笑)
方向音痴は女性に多いと聞くが、その例に漏れないな。



まー、今の学生さんは大変ねぇ…
(否、我々の頃も大変だったが、その内容が全然違う。)



んで何故か、このアーティストの曲を思い出して、
久々にCD引っ張り出して聞いてる。
(…そー言えば今やSDカードやメモリースティックが主流で。お店にCDプレーヤー持ち込んだら前世紀の遺物扱いされたわwww←)




知らずに選んでた
前へと進むレールがずっと遠くまで続いてる

ごめんね これからは
僕は汚れてしまうよ

何にも知らないふりして
この濁った空を飛んでゆくよ

(『明日』の歌詞より抜粋)


…まー、今の時期にピッタリな歌詞やね。(苦笑)
汚れた大人に染まるんじゃないよ、若人逹よ。(←おぃw)




遠くに描き続けた自分を壊す事だって出来たけれど
この手に触れてしまった今では
もう何もかも遅すぎる

君と夢は同じくらい 僕にはとても大切だけど
ここから ふたつに別れる道の 両方は歩けない

(『君と夢』の歌詞より抜粋)

…こーゆー人生の大選択を迫られる若人逹も多いのだろうな。





はて、我輩が卒業・就職した頃は、どうだったろう?


我輩が小さな子供の頃(1980年前後)なんて、
路線バスが走ってる道路ですら砂利道の未舗装区間が多く残ってたからね。

で、就職先なんざ無くて。
役場か・農協か・百姓やるか…くらいしか選択肢が無かった。
(あとは『出稼ぎ』に行くしか無かった。)

…昭和の高度成長だのバブル景気だのなんざ、どこ吹く風。
映画『三丁目の夕日』のレベルにすら追い付いて無くて、あの映画の世界は何処の国のお話??…という感覚しかない。

これが地方の実態だった。
…否、現代の日本に於てすら、この様な僻地が有る。
そりゃ職を求める若人が都会に出て、田舎は人口減少・大都市一極集中になるわな。



で、終身雇用前提の教育で、手に職を…という事で、就職率の高かった工業学校に行ったは良いが…
卒業してみたら世の中は既に就職氷河期で終身雇用なんか既に無かったし、
世の中のコンピューター化が進んでて、工業学校で習った技術が最早時代遅れで、まるで役に立たなかったという…(苦笑)

我輩が通った当時は工業学校でもパソコンの授業なぞ皆無だったが、
我輩の2〜3コ下の連中は普通にパソコン使った授業有ったってゆーからね。

…こんな世の中になるなんて、当時は予想も出来なかった。

我輩の同級生で大学に行った奴は、クラスで5〜6人。
当時の大学進学率なんて、そんなモンで。
…今の様に、半数以上が大学・専門学校に進学して、
企業側も求人の応募条件に大卒以上なんてのは少なかったが…
(むしろ大学に行く奴より自衛隊に行く奴の方が多かった。
兵隊というのも、喰い扶持として数少ない選択肢だった。)


我々の世代が、特に貧乏クジ引かされた世代とも言えるが…
自分の努力が及ぶ範囲では無かったしな。


これだけ世の中の変化スピードが速くなると、
学生時代に将来を見据えて進路選択をする…なんてのは、事実上無理な話で、綺麗事だと思う。



今の学生さん・就活生は我々の世代よりも、恵まれてるなぁ…、と思う一方で。

やっぱり世の中の変化スピードが速過ぎ、又、将来も見通せないという意味では、
大変だなぁ…とも思った一件で御座いました。



Posted by 黒猫伯爵 at 09:14│Comments(0)
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