2015年08月14日

亞炭香古学〜山のひかり、川のほし展〜

とゆー展覧会を、先日観て来ました。

『亜炭(石炭の一種)』や『埋れ木』をテーマに据えた総合的な展覧会??
…まぁ、『芸術』という枠を遥かに越えた、工芸や歴史・民俗学、果ては亜炭坑道を探るフィールドワークまで含んだ展覧会で。

数年前から『亞炭香古学』というアート(?)活動を展開し、『亞炭香報』という架空の新聞まで発行なさっている伊達伸明氏が企画の展覧会。
(伊達伸明氏、関西在住らしいが先祖は伊達政宗の末裔らしい。)


この企画は、市民文化事業団の全面的なバックアップが有るらしく、大掛かりな展覧会ですね。

入場料に¥300円取られるが、入り口でブラックライトを手渡され、
展示空間はブラックライトに反応して展示が浮き上がり、
炭坑を探るが如く疑似体験をさせながら進んで行くという…

展示の中には、亜炭に関する貴重な歴史資料や自然科学に類する資料、民俗文化資料、実際にフィールドワークを行って得た資料なども有って、
学術的にも面白い。

更に、仙台の『埋れ木細工』という貴重な工芸品も展示してあり。
(この埋れ木細工の、最後の職人さんが秋保に居るそうな。…今度の日曜に、『秋保あがらいん市』の際に行ってみようかしら?)


場所は、せんだいメディアテークで、開催は18日まで。

興味の有る方は、是非行ってみると宜しかろう。



…実はこの『亞炭香古学』のシリーズの一環で、3月に『展覧会を作る』という企画が有ったんですね。

この企画の中で収集されたネタも、今回の『山のひかり、川のほし』展で展示されてる訳だが…

その時、我輩もこっそり1回参加してるんですよね。(笑)

その時は…

『亜炭』をテーマにした筈が、何故か亜炭を燃やす方…『テッポウ風呂』の話題で異様に盛り上がりましてww
(知ってます?テッポウ風呂…)

ウチもテッポウ風呂だった!!という参加者続出ww

…我輩も例に漏れず。中学の頃まで実家の風呂もテッポウ風呂でしたww

当時のテッポウ風呂は、ハッキリ言えば『ロケットストーブ』と原理は同じ。
直接湯を温めるロケットストーブって感じかな。

実家では亜炭じゃ無くて、木(製材所の端材)や籾殼を燃料にしてましたけどねー。

薪割りもまさに『昔取った杵柄』で。(爆笑)
今でも出来る筈←

(最近、1斗缶でロケットストーブ作ろうかと半分真面目に考えてたり←)

それと…
炭坑(に限らず鉱山)には必ず有った『山神』碑の話!!

これは我輩のターンだ!!!(笑)←

山神の話を始めたら長いぞー、我輩。(笑)
…山神の話は次回以降の日記ネタに回すので割愛←
(因みに、この時に持って行った『黒御幣』が展覧会会場の一角に展示されてたwww←)


そして『埋れ木』。

特に『川埋れ木』として川底から露頭した埋れ木は、川の水に含まれる鉄分を多く吸着し、
燃やすと火保ちも良く、茶道でも炭として珍重されるそうな。
…しかも、その燃やした灰は鉄分を含み、磁石にも付く。
(展覧会の中でも実際に体験出来る。)

これは恥ずかしながら初めて知りました。


…この灰って、『鉄滓』??

で、ハタと思い当たった!!

縄文時代の土器の中で、所謂『縄文グレー』と呼ばれる黒色土器は、かなり特殊な焼成方法じゃないと黒色肌の土器にならないのだそうな。
(通常の焼成では、素焼きの赤茶色にしかならない。)

この『川埋れ木』を燃料に加えて焼成すれば、長時間焼成で埋れ木に含まれる鉄分を土器表面に蒸着させる事が出来たのではなかろうか??

しかも土器焼成跡には鉄滓が残る筈。

これは考古学的にも非常に興味深い研究テーマになる。

…『埋れ木』は『亜炭になりかけの樹木』。即ち『石炭』に等しい。

もしかしたら人類で一番最初に石炭(亜炭)を燃料に使ったのは縄文人かも知れない。
…しかも、わざわざ採掘が難しく量も限られ、乾燥させないと使えぬ『川埋れ木』を使うとなれば、そこには必ず理由が有る。
(他の燃料…薪や、通常の山に露頭してる山埋れ木・亜炭が有るにも関わらず。)


石炭(亜炭)を燃料に使い、そこで鉄滓も発生する。

製鉄・鉄器にあと一歩。

改めて縄文人って凄いんじゃないか?!と思った次第。



…あれ?展覧会の感想と関係無くなったw←


Posted by 黒猫伯爵 at 13:19│Comments(2)
この記事へのコメント
展覧会に来てくださっていたのですね!
ありがとうございます。この日はたまたまお休みをいただき、会場にいなかったためお話できず、残念でした。
いただいた作品も展示させていただいていました。
来場者の方から、あれはなんですか?と質問されるなど、関心を集めています。山神碑について、ぜひまた教えてください。
今日、とうとう最終日です。
※もし本日いらっしゃいましたら、ご招待でお入りいただけますので受付で私のことを呼び出してください
Posted by 薄井真矢 at 2015年08月18日 10:43
薄井真矢様

御返事が大変遅くなりまして恐縮です(>_<)

こちらこそ有り難う御座いました!!
展覧会、とても楽しめました。
…もう、何回も通いつめようかと思うぐらいでした。(笑)
この企画は、これからも続くんですよね?大変期待しております。(^ω^)



…山神碑はねー…豊饒神であり、陰陽思想では太陽神の陰の面でも有り(一般的には陽=太陽、陰=月と思われてるが…)。
その山神が、分化して『農業神(サ神、沢水の神であり水神・龍神)』となり、『鉱山の神』となり、『道祖神』となり、『火の神・釜神(←山岳信仰の山は大抵火山。台所の火は、火の神の分霊。)』となり…まぁ、ホントに長い話になるんですわ〜(笑)
Posted by 黒猫伯爵 at 2015年10月23日 12:04
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