2012年10月23日

再建の街とバイオディーゼル(3)

…という訳で更に前日記からの続き。

まぁ、そんな訳で。
大きく産業として考えた場合、廃天ぷら油回収に頼るよりは、
向日葵油・菜種油を直接ディーゼル燃料に使用した方が合理的かも知れない。
単に車両用だけで無く、発電用としても。


兎に角、最初は一般市民が個人の庭で向日葵を植えるレベルから始めても良いと思うんです。

後は、よくある地域の資源回収(古紙回収などの様な)と同様に、
その種を持ち寄ってバイオディーゼル精製施設で換価(物々交換)する。
そういうシステム作りの方が重要。

向日葵の種と向日葵油(食用油)と交換して貰っても良いし、バイオディーゼル燃料、或いはその給油割引券でも良い。
…兎に角、直接交換して、使用する循環が出来れば良いなと。
実際に大船渡の碁石辺りでは椿油で、この循環サイクルが成立してる。
(精油所で椿と椿油の物々交換。)


で、規模が大きくなれば…

精製されたバイオディーゼル燃料を漁船に供給して、魚と物々交換なんて事も。
…その魚を内陸地方に持って行って、米と交換とか。
上手く循環サイクルに乗れば、お金なんか無くても食い物には困らん。(笑)

実際、1960年代までは、海側の石巻から山側の鳴子まで、
石巻線・陸羽東線で大勢の行商人が魚を入れたブリキ容器を担いで運んでたそうだし。
…コレを是非、現代にリバイバルさせたい。(笑)
誰か一緒にやらんか??アートプロジェクトとして←

何しろ、画像に上げた様に、今バイオディーゼル事業に取り組んでるのは
内陸側の大崎市だからね。
内陸の大崎市で米とバイオディーゼル燃料を生産し、海側の石巻市で海産物と肥料(牡蠣殻カルシウムとか)を生産して物々交換するのも有望かな。


そうそう。そこで輸送手段として重要なのは鉄道。

実はバイオディーゼル燃料は鉄道と、とても相性が良い。
何故なら、向日葵にせよ菜種にせよ、農産物なので、
石油と違い、年度途中での増産が利かない。
…逆に言えば、年の生産量(収量)は予測が付くので、生産量と消費量は計画的にマッチングさせれば良い。
そこで運行ダイヤが決まってて燃料消費量が読める鉄道、ディーゼル列車ってのは凄くピッタリ。

…JR、JR貨物さん。
ハイブリッドの新型車両も良いけど、
現行のキハ48・キハ112系やDE10を向日葵油で運行させるのも良いよ〜♪♪♪←


兎に角、石巻の再建を願う。



Posted by 黒猫伯爵 at 08:31│Comments(0)
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